黒糖へのこだわり

世界自然遺産「徳之島」ってどんな島?

鹿児島県の離島、徳之島は、奄美大島の南、沖縄本島と鹿児島との真ん中あたりに位置します。
なんといっても、闘牛が有名で、長寿と子宝の島としても知られています。
一家族当たりの出生率が日本一で、長寿世界一の“泉重千代”じいちゃん、“かまとばあちゃん”そして、100歳を超える方々が、多数いらっしゃいます。

それは、徳之島の土と水に大きな理由があるとされています。

徳之島の地下にはたくさんの鍾乳洞が通っており、そこを通って沸き出た水には、東京の水道水のおよそ4倍ものカルシウムが含まれています。
土は赤土で、栄養分やミネラルを豊富に含んでおり、そこに育つ食物には、長生きに必要な成分がいっぱい含まれています。
だから、それを食べている徳之島の島民には長寿が多いのではと言われています。

我が社の黒糖へのこだわり

自社農場のサトウキビ畑を、土から管理して、代々受け継いだ味を守るため、サトウキビの品種にもこだわって、一番いい状態で収穫、生産しています。
サトウキビは、収穫後すぐから発酵が進むため、収穫してから、2日以内に搾汁迄進めます。
炊き詰め、決まった糖度で、冷蔵保存で寝かします。
そうすることで、一年を通して、質の高い商品の出荷が可能となります。

自社独自の製造へのこだわり

製糖工場での、サトウキビの汁の炊き詰めには、各工場若干の違いがあると思いますが、
我が社では、皆様に愛されている味を守るため、代々受け継がれてきた製造工程、炊き詰める温度、時間、糖度を、独自のやり方で、守り続けています。
黒糖が一番おいしく仕上がるよう、研究されつくした先代からの製法です。
島内だけでも何名か、我が社の味を教えてほしいと、製糖工場に来られています。

黒糖

黒糖には、純黒糖と、加工糖があります。
純黒糖はその名の通り、サトウキビの汁のみを使用したもの、加工糖は、水を含め、粗糖や白糖その他果汁やショウガなどを混ぜた商品です。
我が社は、純黒糖を、主に製造しています。
純黒糖は、成形しづらく、粉にもなりにくいといわれています。
サトウキビの汁を炊き詰め、カットして、丸一日乾燥させたものが、店頭に並んでいる黒糖になります。

型取り

純黒糖は、固める際、固まる速さや、その粘度や特質性から、型取りは不可能と言われてきましたが、我が社では、研究を重ね、型取りに成功いたしました。
前に述べたように、純黒糖の特質上、粗糖や白糖を混ぜないと、成形は無理だとこれまではされていましたので、純黒糖の型取りは、我が社が世界初の商品になります。

生黒糖とは

黒糖は、出来たての時、深みのある濃厚な甘い香りがします。
そして、黒蜜と水あめの真ん中くらいの粘土で、いくら食べても飽きない、まさに大地の恵みそのものの角のない深い甘みが特徴です。
しかし、最後の工程、乾燥によって、甘い香りも減り、口当たりや味にも変化があります。
でも乾燥をしないと、すぐにカビが繁殖し、発酵も進み、商品は長持ちしません。
我が社では、その出来たての味と香りをそのままお客様へ、お届けできないかという思いから、この商品を開発いたしました。
我が社の経験をもとに、しぼりたてを炊き詰める温度や、時間、糖度のあげ方、空気の混ぜ方や量にこだわって、味も香りもそのままにお届けできる商品となりました。

保存方法

商品が到着いたしましたら、冷暗にて所にて保存ください。
常温でも1~2か月は季節によっては、保存可能ですが、1か月くらいで、冷蔵保存にて保管ください。
封を切りましたら、必ず、冷蔵庫にて保管ください。